口コミではわからない!洗顔料選びで最初に知ってほしい「pH」という指標
6 Feb 2026 • 加賀 裕章

みなさんは普段、どんな基準で洗顔料を選んでいますか?
新製品やお気に入りのブランド、口コミの評価が高い製品など、選び方は人それぞれだと思います。
ただ、洗顔料の研究開発に携わってきた立場から見ると、本当に肌に合う洗顔料を選ぶのは意外と難しいと感じる場面が少なくありません。
実際、口コミで高評価の製品でも、自身の肌に合わず、つっぱりや乾燥、違和感を感じてしまうケースは珍しくありません。
私自身も、成分や評判を調べて選んだにもかかわらず、「なぜか肌に合わなかった」という経験があります。毎日使うものだからこそ、理由が分からないのは不安ですよね。
そこで今回は、洗顔料選びの最初の判断軸として知っておいてほしい指標のひとつを紹介します。
それが、洗顔料のpH(ピーエイチ、ペーハー)です。
pH
pHとは?
pHとは、水溶液がどの程度酸性・中性・塩基性(アルカリ性)であるかを示す指標です。一般的な水溶液では 0〜14 の数値で表され、数値が低いほど酸性、高いほど塩基性(アルカリ性)を示します。
肌とpHの関係
皮膚科学の分野では、健康的な肌表面は弱酸性に保たれていることが知られています。
このような背景から、洗顔料のpHは以下の点と関連する場合があります。
・洗顔後の後肌感(さっぱり感、しっとり感などの使用感)
・肌バリアへの影響
・肌の保水力に影響を与える因子のひとつ
洗顔料のpHが示す特性
洗顔料は、弱酸性〜弱塩基性(弱アルカリ性)まで、幅広いpHの製品が存在します。
pHを意識することで、その洗顔料が持つ洗浄特性や使用感の方向性を、ある程度推測することができます。

弱酸性の洗顔料
→ 健康な肌のpHに近づけることで、刺激を抑えることを目的とした設計の製品が多い。
弱アルカリ性の洗顔料
→皮脂や汚れを落としやすい設計の製品が比較的多い。
ただし、ここで紹介した特徴はあくまで一般的な傾向です。
実際の肌への影響や洗浄力などは、洗浄成分を含む処方全体の設計(成分の種類や濃度、配合バランス、使用時間など)、複数の因子が重なって決まります。pHはその中のひとつの指標として理解することが大切です。
当サイトでは、こうした背景を踏まえ、研究開発の現場でpHを重要な指標として扱ってきた経験から、さまざまな洗顔料のpHを比較できるようにまとめています。
洗顔料のpHは、商品パッケージや公式サイトで公開されていないことも多いため、
「今使っている洗顔料のpHを知りたい」
「気になっている製品がどのくらいのpHなのか確認したい」
そんな方は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
一覧を参考にすれば、
・肌に合いやすい洗顔料選びを考える際の参考
・過去に合わなかった洗顔料の傾向
を考えるヒントになると思います。
まとめ
最後に、本当に肌に合う洗顔料を見つけるための指標には、pH以外にも重要な指標があり、洗顔の良し悪しはpHだけで決まるものではありません。
・あなたの現在の肌状態
・配合成分、バランス、濃度
・安全性
・洗浄力
・使用方法
これらを考える必要があります。
今後このサイトでは、pH以外にも洗顔料選びで重要な指標について、順を追って解説していく予定です。
まずはその第一歩として、pHを重要な判断軸のひとつとして取り入れてみてください。
この情報が洗顔料選びのお役に立てれば嬉しいです。
